2016,10,15, Saturday
一昨年と同じ場所に発生した。yam先生は菌に侵され茶色に変色したとの見解だった。確かに頭の部分が脆く、直ぐに脱落したので私もそう感じたが、今年はなかなかしっかりしていて、スッポンタケ類独特の不快臭もするし、その場所から発生するのは写真のようにグレバ(頭の茶部分)が茶色なのであ(普通は緑色)。今年も、もう一つタマゴがあるのでそれも茶色が出たなら、スッポンタケの変種と仮定しても良いのではないだろうか?。それとも全てこの場所から発生するものは菌に侵されてしまう...?。 10月16日:同じ場所に茶スッポン、2本発生。 今日も同じ場所で2本茶スッポンが発生して居りました。 昨日のヤツと一辺が1mくらいの正三角形をなすように出てました。 yam先生の見解:グレバが茶色ですね! このような品種なのか、それとも乾燥気味に長時間かけて発生するからなのか、 私にも分かりません。 乾燥状態でのものは、緑色が無いのをたまに見かけます。 10月17日:16日の夜からの雨でグレバが流れる。 どう観ても、緑の痕跡はありませんね。「全体的に小振りで、頭の部分が短いような気がします。」とyam先生にメールする。 yam先生の回答:確かに茶色で、緑色が含まれていませんね。乾燥だけが原因とも考えられませんし、やはり変種か別種の疑いがありますねぇ! これ以上の追及は遺伝子を見る位しか無いと思いますよ。胞子を見た位では形や大きさに左程差が無いように思います。 乾燥標本を出来るだけ多く作り、興味を持ってくれそうな学者に送ると良いと思います。 大きさに関してはそういう傾向が有るという程度で、種によっては随分大きさに個体差が有るので難しいです。 昨日の観察会で以前シロスッポン?と言われていた状態の個体が同定台に並びました。 他のスッポンタケを切断してから、参加者注目の中、切断! ゼラチンの中の白い球形の中身は普通のスッポンタケと何ら変わりませんでした。卵の外皮をナメクジや虫に食べられて、何らかの防衛反応で、内皮が 厚く丈夫になったと思います。 標本は50度~55度程度の温風乾燥(布団乾燥機やドライフルーツメーカー)し、最後に粗熱を取るため送風で30分程冷まして下さい。 この処理をしないと、空中の水分を再吸収してしまいます。 その後、乾燥剤を入れたジップロックの袋等に保管されると良いと思います。出来れば防腐剤も入れてあればベターです。 ということでした。このような状態のものを標本にはしたくないので、来年?以降の課題ですね。乾燥させるときも相当臭いでしょう。
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| きのこ::不明キノコ | 05:49 PM | comments (0) | trackback (x) | |