10.清坂窯須恵器
久しぶりに画像を送ります。使い慣れなれないカメラのRAW
で撮影したため、送ること
ができませんでした。
いまだにこの一枚だけがどうして取り込めたのかよくわかりませ
んが、なかなか難物でした。
ご存知の方があれば教えてください。
この土器は、変人倶楽部アジト近くで見つかった窯から出土
したものです。使われてい
ない土器は、表面がざらざらしてお
り、使用したものは滑らかです。
ちなみに、硯のよ
うに研磨されたものはつるつるしています。
この土器は、7世紀のものです。
飛鳥では、
高松塚、キトラ古墳などが造られた時代です。
出土:日高町
時代:7世紀
(撮影データ:カメラ Canon EOS D EF24-70mm 2005年4月撮影 Mr.エビス)
9.墨書土器「寺」
古代のお寺の中にあった井戸から見つかったものです。
お皿の裏側に「寺」と一文字書いてあります。
お寺の
中の食事(食器)を管理していた所のものでしょうか?
奈良時代の文字は、きれいな文字が多
く、読みやす
くて好きです。
出土:日高町
直径:15cm 高さ:1.5cmの須恵器の皿です。
時代:奈良時代(8世紀)
(撮影データ:カメラ Canon EOS D EF24-70mm 2004年12月5日撮影 Mr.エビス)
8.人形(その2)
以前紹介した人形(ひとがた)は、イケメンbPというやつでしたが、
今回は変わった奴
の登場です。
変人形とでもいいましょうか、普通の人形は、頭部から足先まで
全身を板で形取り、顔
を表現します。
中にはのっぺらぼーのもの
もあります。今回登場の人形は、頭部だけのもので、おまけ
に
表裏に顔を墨書きしています。
まじめに書いた顔と、ふざけたのか
下手だったのか、違う顔に見えます。どっちが表で、
どっちが裏かは、
不明ですが、何とか解明したいです。ご意見をお待ちします。
これは古代の役所に入る門の柱穴に入れられたもので、役所内
に穢れや病気、災いなどが入らないように願って入れたものでしょう。
こういう使い方も非常に珍しいものです。
出土:日高町
材質:ヒノキ
長さ:11.2cm
最大幅:4.8cm
厚み:0.4cm
時代:平安時代(9世紀)
(撮影データ:カメラ Canon EOS D EF24-70mm 2004年12月5日撮影 Mr.エビス)
7.灯明皿(とうみょうざら)
電気のなっかた時代、お皿に油を入れ、それに紐の芯を入れて火をともすのが一般的
で
した。この皿は、口の周り(口縁部)に焦げあとが見られ、そこに芯があり焦げたもの
です。
写真の左側に白く見えるところも芯があたり、その周囲が焦げています。
油は、
植物油が一般的でしたが、当時はかなり高価なものだったと思います。
庶民は暗くなっ
たら寝たんでしょう。
うらやましいですな…
出土:日高町
時代:8世紀
(撮影データ:カメラ Canon EOS D EF24-70mm 2004年11月27日撮影 Mr.エビス)
6.落書椀?(土師器)
さて、大変なときだけにちょっと「ほっとする」(そう
思うのはヱビスだけか?)写真をお届けします。
写真は2枚ありますが、一枚(右側)は横から見た
ものです。
モノは土師器の椀(わん)、杯(つき)と椀の違いは
、口径と高さの比率によって区別します。
椀の底部に墨で書かれた絵?です。
みなさんはど
う見えますか?。
エビスには、子どもが遊んでいる様子を落書きしたと思えるのですが。ご意見をお聞かせくだ さい。
出土:日高町
土師器(はじき):縄文土器、弥生土器の系譜をひく焼物で、800℃前後で焼かれた焼物。
須恵器(すえき)が青みがかった灰色に対して、赤っぽい色をしています。
(撮影データ:カメラ Canon EOS D EF24-70mm 2004年11月3日撮影 Mr.エビス)