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前回は大分県にある姫島産(多分)でしたが、今回は隠岐島産のものです。 色調は漆黒で、前回 とはかなり色の違うのがお分かりいただけると思います。 黒曜石などの石材は、主成分組成に大 きな違いはないものの、不純物として 含有される微量成分組成に違いがあるため、元素分析を することで産地を特定できます。 さらに、非破壊で分析できるため、考古資料の石材の産地分析 に適しています。 今回の資料は、K大学原子炉実験所で蛍光X線分析されたもので、産地はもっ と細かく 特定できています 縄文時代 竹野町出土 黒曜岩 Obsidian |
本来なら古モノでしょうが、石モノのほうが面白いかと(後が続かないといけないので)。 黒曜石の 石鏃(せきぞく)です。石鏃とは、石で作られた弓矢の先につける鏃のことで、概ね三角形、ある いは底辺部にえぐりのある形状をしています。 黒曜石は、火山岩の一つで、ガラス状の石です。 剥離面は貝殻状になります。鋭利で、鉛筆も削れますし、不用意にさわると手を切ります。 石器 の素材として旧石器時代から使用されています。但馬で見つかっている黒曜石は、姫島、隠岐、 和田峠産のものがありますが、これは色が薄いことから姫島産かと思います。 大きさは、全長14o、最大幅11o 縄文時代 黒曜岩 Obsidian |
今回は集団自殺を思わすものです。 何匹いるか数えようとするのですが、いつも途中で止めてしまいます。 誰か教えて下さい。 ところで魚はサッパ(Hrengula sp)と呼ばれるもので、 ネコマタギなるコノシロの仲間です。 岡山 あたりではママカリと呼ばれているそうです。 標高300mを越える山中で見つかったもので、山の 土採り場の崖にブロック状の 塊に入っていたと思われます。 地質系の方の話しによると1600万 年前のものだそうで、人類誕生の3倍も前の 話しになります。 何故、1600万年前とわかるの か?。 化石には広い範囲に分布する示相化石と、種類によってその生物が生存していた時代が 限られ ている示準化石というのもあります。 この化石が見つかったあたり(ここが問題です。)でビカリア と呼ばれる巻貝や コンプトニア等の示準化石が含まれていることから、その時代が決まったと い う訳です。 コンプトニアは何処かにあると思いますが、ビカリアはありません。 しかし、歴史系の人間とはいえ、人類誕生後を相手にしてきました。 誕生前の年代感はピンとこ ない、というのが正直なところです。 今回の撮影は、自作のフカン撮影台で試写しました。 白っぽい被写体を敢えて白バックで無影で 撮るというものです。 いろいろなものを撮影する前提で90cm×120cmまでいける ものを作って みましたが、なかなか光が均等にまわらない、ストロボ3灯も使ってこれです。 日高町産 |
以前、お盆に掲示板に載せたのがこれ、このときは一匹だけで黒バックで撮影しました。 日高町産 |