2010,12,29, Wednesday
縄文人はグルメだった?④
宮城県の貝塚から見つかったクロマグロの背骨(椎体)です。この骨から、どれ位のマグロ食べていたのかを考えて見たいと思います。 シリーズ③にアップしている骨と見比べていただくと、神経棘と血管棘が棒状ではなく板状になって椎体と並行に後方に伸びているのがわかります。椎体の側面には突起のあった痕跡が見え、形状から第34か35椎体と考えられます。ヨコワの第34椎体の長さが10ミリ(神経棘、血管棘を除く)、貝塚出土の椎体は39ミリありますので、単純に3.9倍の大きさであることがわかります。 ヨコワの全長は525ミリですので誤差を差し引いても2メートル前後のマグロを捕って食べていたのです。 やはり、縄文人はグルメだったのです(あぁー食いたいなぁ!)。
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