|
2009,05,10, Sunday
朝、メールを確認すると事務局から「ヱビスの部屋」というタイトルで届いていました。
初回のごあいさつということで、手持ちネタの中から何かひとつ。 ところで、この記事が投稿できると約２時間半の格闘の末ということになります。  「木簡」、ポピュラーになった言葉ですが、但馬では1977年にはじめて見つかりました。 一般的には、発掘調査などで見つかる木の板に墨で文字を書いたものを指します。最近では、文字を線刻したものも木簡に含めるようです。 それはさておき、この木簡には 典尚従三位五百井女王（下は折られています）、と書かれています。五百井（いおい）女王は、桓武天皇の姪に当たり、光仁天皇の孫になります。彼女が従三位（じゅさんみ）の位にあったのは、西暦の808年から813年の間です。この木簡がいつ書かれたのかは特定できませんが、この約４年間に書かれたものと言えます。 当たり前ですが、約１２００年前の文字が語っているのです。 この木簡の謎は、まだまだ多しです。
| - | 08:35 AM | comments (x) | trackback (x) |
|