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2009,11,21, Saturday
アオマツムシ
「寒いから、中にいれて！！。」と云わんばかりに窓ガラスの一番上部にへばり付いている。
事務所の中は石油ストーブで暖をとってるので上部ほど居心地良いのだろう。  中からだけでは訪問者を同定できないので、外に出て撮影する。  アオマツムシの雌である。取り敢えず、中に入れてやる。  「窓ガラス、汚いね。お陰で汚れてしまった。」とおもむろに触覚や手足をつくろい始めた。 明治の初期に中国大陸から帰化したという。マツムシは減少しているが、アオマツムシは都会の公園なんかでもその環境に適応し、その数はどんどん増えてるとのこと、生態系に影響を与えると危惧する人もいる。 あまり好きになれない晩秋の訪問者でした。 |
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2009,11,18, Wednesday
職場にある古道具�ぁ＼估�、ノミ、チクサ、玄翁
 いよいよ、ヱビっさんの古（いにしえ）のコーナーになって来ました。っと云ってもそう遠い昔の話ではありません。 上から３番目のノミは今でも使います。あとの「石頭」（上から１、２番目）、チクサ（上から４番目）、玄翁（最下段）は昭和３０年代後半までよく使われていましたが、現在ではほとんど見掛けません。 特に「石頭」（セットウ）と「チクサ」は削岩機の登場と共に完全に姿を消すことになります。  「石頭」といっても一般的に云われるものと随分形状が異なっています。 先に、削孔して発破作業のお話をしましたが、削岩機を使用する以前は、この「石頭」と「チクサ」を用い人力で削孔しておりました。下図にその使い方を示します。打撃と回転ですから削岩機やハンマードリルと原理は同じことです。  石頭は通常、上から２番目の小さいほうが良く使われていたようです。チクサは0.5〜1.1ｍに切断し先を一文字状に潰し焼きを入れて使用しました。何故、「チクサ」と呼ばれたのか不明なのですが、大方、「千種鋼」に由来するのかも知れません。 最後の玄翁（げんのう）は石を小割りするときに用いました。柄には「エゴノキ」や「マンサク」の生木を使いました。良く撓るので振り下ろした手に衝撃が掛からないのと、柄が折れにくいというのがその理由ですが、私的には柄が細く、くにゃくにゃして大変使い辛い思いをしたことがあります。 |
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2009,11,16, Monday
職場にある古道具�� アンコ作り用の漏斗
 アンコといっても小豆のあんこではありません。発破をする際、込め物に用いるものを「アンコ」と呼んでました。 つまり、削孔し、「増しダイ」（雷管の付かないダイナマイト）を挿入し、先端に「親ダイ」(雷管を挿入したダイナマイト）を込めますが、それだけでは爆発時に圧力が孔から逃げてしまいますので、更に親ダイの先端20ｃｍ程度、土等で塞いでやるのですが、現場でその込め物を調達するより、予め新聞紙等を円筒状にしたものに、この漏斗を使って砂を入れ適当な長さ（15〜20ｃｍ）に作って置くのです。 この作業時には雷管やダイナマイトがそばにあることもあるので、鉄でなく銅で造ってあります。 作業時に火花が出ないように、細心の注意を払ってるという訳です。 ちなみに、火薬類を運ぶ箱なども鉄類は一切使いません。どうしても釘等を使わなければならない時は真鍮釘や銅釘を使います。ダイナマイトは少々のことでは爆発しませんが、起爆薬である雷管は非常に敏感で危険です。 この漏斗は全長19ｃｍ、径10ｃｍ〜2ｃｍで0.5ｍｍの銅板と銅管です。板金屋さんで造ったのか、丁寧に造ってあります。 |
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2009,11,12, Thursday
職場にある古道具�◆．�ンテラ（カーバイトランプ）
 昭和30年代までは使っていたようである。その後も電灯設備が無い切端ではたまに用いられていた。下の円筒部分にカーバイトを入れ、上のキャップから水を注ぐだけで、半日はもつそうである。 通常は右のレフ板の付いたタイプなのであるが、腐食等で取れたり、全体を明るく照らすためにレフ板を故意に外したと云う。 多分、カーバイトさえあれば、使用可能だと思う。高さ15ｃｍ、底径6.5ｃｍ、重さ300ｇの真鍮製、コンパクトサイズである。 |
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2009,11,10, Tuesday
職場にある古道具� 崙个板瓠�」
Ｙが喜びそうな？副題であるが、以前から気になっていた道具の話である。多分、鳶の仲間であろうが名前も判らなければ、正確な使い方も判らなかった。
  銘はあるが読めない。長い間、謎の物体であったのだ。  ひょんなことから、ネット検索で引っかかり、何となく使い方は判ったし、「鶴」「鶴嘴」「長鳶口」と云うらしいことも判明した。 ただ、写真のように先は鳶のようには鋭く尖ってはいないし、柄の付け方は突き抜けるのか はたまた、鳶のように先端でとめるのか、どちらもありか、依然、謎である。  中川木材産業さんの「鳶と鶴」の「差し鶴」では柄の先端が鶴本体から可也突き出ている。 オークションで検索すると鳶と同じく柄の先端は出ていないのである。 仮に桟木を柄の代わりに挿し込んでみた。鳶には間違いないのだが、随分、柄との角度がある。  鳶よりも太い丸太を動かせるし、使い方も多様であるらしい。 「銘」は後ほどヱビっさんに解明して貰うことにしよう。 |