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2009,05,14, Thursday
謎…
前回に続き五百井女王の話です。
謎の多い木簡、その謎とは… その１ 従三位（じゅさんみ）という位は非常に高く、都から地方に派遣される国司よりもはるかに上、そのような都の貴族の人の名前を書いたものが、なぜ但馬から見つかったか。 その２ この木簡、裏を見ると刃物を入れて意識的に切断していることがわかります。なぜ、不要になったから？もっと簡単に廃棄する方法はあるはずです。 その３ 冒頭の「典尚」の二文字、意味がわかりません。ただ、五百井女王は内侍司（ないしのつかさ）とよばれる役所で「尚侍」（ないしのかみ）というトップの位にありました。その下には、「典侍」（ないしのすけ）という位があり、もしかすると、書いていた人が間違いに気付き、木簡を切断したものか… その４ このとき、但馬に派遣されていた国司の守（かみ：但馬で一番偉い人）は桓武天皇の王子で良岑安世（よしみねのやすよ）なる人物で、五百井女王とはいとこかんけいになります。 それで？ここからがわかりません。 これらの謎解きをどうして進めるか、悩んでおります。  |