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2009,11,05, Thursday
共柄鉈
 「ネタが無いからといって、ナタかいっ？。」なんて言わないで下さい。私は幼少時より刃物類が好きで、大人になってからもその性癖は無くなってない。これ一つあれば何でも．．．と云う万能の刃物があれば欲しいのだが、なかなかそう云う物は無いものだ。草や低木を伐開するときは鎌や刈払い機。立ち木を切り倒すには鋸、鋸より便利なのはチェーンソーであるし、倒した木の枝を払うのは鉈が便利である。従って色んな刃物や道具が欲しくなる訳である。 これは亡義父が使っていたもので、枝打ち専用のものであるらしい。刃長15ｃｍ、重さは700ｇあり、但馬でよく見掛ける石突きのついた鎌状の鉈よりずっと重い。義父は何に使っていたのか背の部分は金槌で叩いた跡があり、刃もグラインダーで荒削りしてる。柄の部分には畳表の縁のボロ着れが巻いてあったのを綿ロープ巻きに替え、刃も研ぎ直してみた。刃こぼれはあるし、当然、グラインダーの削り跡も残っているが、仕事で杭拵えするときには重宝する。  鉈にはかなりそのスタイルに地域性があるようで、ネットで調べてみると「菜切刃」型の共柄鉈は岡山県あたりで良く使われているようである。この鉈にも一応「銘」が打ってあり「光重」「保証」「7.5.12」とある。昭和7年5月12日？に製造？。平成7年？。どっちでもいいけど．．．．。 |