チチアワタケ S.granulatus (L.:Fr.)O.Kuntze | |
イグチ科 Boletaceae ヌメリイグチ属 Suillus Mich.ex S.F.Gray | |
兵庫県 日高町 2006/7/5 E950 Mr.F |
ヌメリイグチに似るがツバをもたない。
ベニタケの種の中には傷つけると白色又は黄白色の乳液を出すものが多くみられるが、
このチチア
ワタケは若いうち、常に黄白色の乳液を出している。
成長するに従い乳液の分泌も見られなくなる。
昔の図鑑では「食」(但し書きで、系統によっては
中毒する。)とあるが、最近ではヌメリイグチ同様
「毒キノコ」の仲間に入っている。
補足: 学研「日本の毒きのこ」によると毒成分は不明とあるが、その他の化合物の中に「スイリン」
(抗腫瘍性物質)というのがある。
「学名一口メモ」
suillus ブタの / granula 1.小粒 2.念珠の玉
同じ個体の一日前。幼菌の頃より盛んに乳を出す。
(撮影データ:日高町 2006/7/4 E950 Mr.F)