シロイボカサタケ R.murraii (Berk.et Curt.) Sing. f. albus (Hiroe) Hongo | |
イッポンシメジ科 Rhodophyllaceae イッポンシメジ属 Rhodophyllus Quel. | |
兵庫県 日高町 2007/7/13 E950 Mr.F |
こいつはどうだ。もう「シロイボ」としか言いようが無いだろう。ヒダのピンク色と
いい外見の色合いは
「キイボカサタケ」とは明らかに違う。学名からして「キイボ」の変種なのであろうか。
キイボとの中間
に「ウスキイボカサタケ」というのがあるらしいが、もうどうでもよくなった。
「学名一口メモ」
murra (医)没薬(もつやく)、ミルラ / albus 1.白い、灰白色の、蒼白い 2.白衣の、白装束の
3.土色の、死人のように白い 4.明るい、晴れやかな、透明な 5.恵まれた、良い
「広辞苑」よると
「ミルラ」とは 主に東部アフリカ及びアラビアなどに産するカンラン科の諸植物から採集した
ゴム樹
脂、黄色・赤色または褐色。芳香と苦味があり、古来香料・医薬または死体の
防腐剤などに用いた。
没薬(もつやく)。murra=myrrha(ラテン)・Myrrhe(ドイツ)とある。
余談だが、murra=myrrhaはミイラの語源か?。
(胞子)
ほとんど、キイボカサタケと同じ、こちらのほうが正方形の六面体
(立方体)というのが良く判る。
(水封状態の胞子)
シスチジア等を観察した訳ではないが、顕微鏡下では「キイボ」と
差異は無いと云われている。
(撮影データ:全て 2007/7/13 ビクセンFM-600 ×400 E950 Mr.F)