サケツバタケ S.rugosoannulata Farlow in Murr. 
モエギタケ科 Strophariaceae モエギタケ属 Stropharia (Fr.) Quel.
兵庫県 日高町 2007/6/4 E950+Wide Converter WC-E24 Mr.F

6月3日、たじまもり氏にいきなり掲示板に貼られた画像にショック。 マイフィールドでは見たことのな
いキノコだ。「マッシュルーム?多分、ハラタケ科だろうな?。」 勝手に決め込んだ。しかし、気になる。
どうしてもこの目で確かめてみたい。次の日、早速、出かけた。 場所は予めYより確認。○○スキー
場の山頂付近らしい。現場到着。車窓から直ぐ分かるほど 群生している。 しかし、白いものは見当
たらない。幼菌の時から小豆色 のものばかりである。ほとんどが大きくなるに つれ傘の色は薄い黄
土色になっている。ヒダが離生、隔生してないのでハラタケ科ではなさそうだ。 帰って、図鑑をもう一
度見直す。もしかして「サケツバタケ?」。とすると白いヤツはキサケツバタケ かも知れない。持ち帰
った傘から、胞子を採取し確認する。多分、間違いないだろう。

「学名一口メモ」
 strophium 1.胸帯、腰ひも 2.胸衣 3.頭(の飾り)輪 4.綱 / rugo しわを寄せる /
 annulata  (動)環形類

 (胞子)

 紫褐色の楕円で先は少し尖り、中央は大きく凹む。                 
                

               
                


 (水封状態の胞子)

 水でマウントすると赤紫色で楕円。                 
                
               

 (撮影データ:2007/6/5 ビクセンFM-600 ×400 E950 Mr.F)