ムラサキフウセンタケ C.violaceus (L.:Fr.) Fr.
フウセンタケ科 Cortinariaceae フウセンタケ属 Cortinarius Fr.
兵庫県 日高町 2006/5/30 E950 Mr.F

スミゾメヤマイグチが出ていたので、もしやと思い奥まで入ってみた。シラカシの根元まで 登ると、一
見、焼け焦げたキノコが....!?。その少し上方には黒いが確かに暗紫色。傘裏 を覗き込むと
鮮やかな紫色である。これがこれまで憧れていたムラサキフウセンタケだ。 少々、興奮気味で入念
に撮影するが思ったような色が出ない。(E950は紫が苦手なのだ。) 紫といってもほとんど黒に近
く、キノコに露出を合わせると周辺が白トビしてしまい、キノコもまた薄紫色 になってしまう。
いっそストロボを使ったほうがまだ色の再現性は良い。それが これ。 しかし面白くない。
最後の手段。白色LEDを照明に使ってみた。ホントの色?ではないが 許していただこう。
インチキと言わないで下さい。柄の基部、傘裏付近は実際にこんな色をしているのだから。

「学名一口メモ」
 violaceus スミレ色の / 

 (幼菌)

 幼菌が出ていたので、撮り直してみたが実物はもっと黒く焦げて
 いる。
 柄基部と傘の付け根は鮮やかな紫色であることは納得してもら
 えると思う。                 
                
  (撮影データ:日高町 2006/6/4 E950 Mr.F)    


 (ムラサキフウセンタケの胞子)

 フウセンタケモドキの胞子に似る。胞子紋は焦げ茶色。                 
                
                
                

  (撮影データ:2006/5/31 ビクセンFM-600 ×400 E950 Mr.F)