コツブタケ P.tinctorius (Pers.) Coker et Couch | |
コツブタケ科 Pisolithaceae コツブタケ属 Pisolithus | |
兵庫県 日高町 2007/10/17 E950 Mr.F |
この変哲もない、ジャガイモの腐ったようなヤツが松林では重要な役割を担っている。
松に限ったも
のではないが、松の根に菌糸を覆い(外生菌根菌)、一部は根の内部に入り込み
、樹木の成長を助
け、根に雑菌が入るのを防いでいる。その代わりその樹木から養分を貰う。更に驚くのが、その菌
糸は周辺の松
とつながり、松同士でネットワークを構築する。そうして弱った松があれば
その周辺の
元気な松からコツブタケの菌糸を介し養分が送られるというのである。
松の根同士では出来ないこ
とを、コツブタケの菌糸を利用してなし得ている訳である。
さしずめ菌糸はLANケーブルで子実体の
中身は
ICチップの詰まったPCかルーター?。
「学名一口メモ」
piso=pinso つき砕く、粉にする