コショウイグチ C.piperatus  Hongo.
イグチ科 Boletaceae コショウイグチ属 Chalciporus Bataille
兵庫県 日高町 2007/10/18  E950 Mr.F

この場所は面白い。隣には大きく育ちそうなイボテングタケ や、少し離れてミネシメジ、オニウスタケ
が出ている。アラカシが一本とモミが二本、それに立ち枯れのモミの木、ほかにはカエデとヒノキが
あるくらいの 全くの平地である。ビロードクリイロイグチ、コウジタケ、ウスタケ、テングツルタケ、ヤブ
レベニタケと、 十坪に満たない広さに、時節を告げるように次々に出るのである。大方はシロシメジ
が後駆で、キノコの 季節は終わる。
今年、新顔のコショウイグチ。もっとも、以前から出てて、気が付かなかっただけかも ....。
柄の基部 は黄色の菌糸に覆われ、も柄の基部では鮮黄色である。さすがの私も確認のため齧
って みた。舌を刺すような辛味である。傘径3cm程度のものが多いが、中には6〜7cm(写真)の
ものもある。

「学名一口メモ」
chalcitis 銅鉱 / piperatus 1.コショウで調味された 2.鋭い、辛らつな /
 piper (植)コショウ(の実)

 (胞子)

 胞子紋は赤茶色。胞子は紡錘状で細長い。いたって特徴は無いが
 参考までに水封状態も...。                

 (撮影データ:2007/10/19 ビクセンFM-600 ×400 E950 Mr.F)