キツネノサカズキ G.japonica (Yasuda) Otani | |
クロチャワンタケ科 Sarcosomataceae オオゴムタケ属 Galiella | |
兵庫県 日高町 2010/6/6 E950 Mr.F |
勿論、初物。手持ちの図鑑にも出てないので、yam先生に同定依頼。
「キツネノサカズキです。」と
あっさりとやられてしまった。
「県内での発生は千種町等、3ヶ所で確認されていますが、
安定発生は一ヶ所だけで、土地開発が
及べば危うい状態です。
県のレッドデータBランクにしています。」とのことであった。
直径は2cm程度で、苔生した朽木から発生していた。採取してみると苔に隠れていた
不明瞭な柄
が確認できる。
湾曲した子嚢盤は赤茶色で弾力がある。
子嚢胞子は長楕円で中央部は窪み、横
からだとかなり扁平に見え、細かいイボ状でざらついている。
水封状態でもその様子は良く判る。
採取して時間が経ったせいか子嚢盤の断面は削ぎ取り
にくく失敗であったが、参考までに子嚢も..
.。
(同じ場所の別の固体)
松の木を中心に半径2mの範囲に他に3個点在していた。
大きい方(上)で、直径3cm。
(撮影データ:2010/6/7 E950 Mr.F)