ジュズテングノメシガイ Geoglossum.smile | |
テングノメシガイ科 Geoglossaceae | |
兵庫県 日高町 2008/10/6 E950 Mr.F |
マイフィールドの「ジュズテングノメシガイ」である。「テングノハナヤスリ」では?、っと
思ったが、顕微
鏡で子嚢胞子を確認すると、隔壁は7つ。山腹の岩場に群生していた。
「学名一口メモ」
geo 大地、土地 / glossa 1.解釈 2.(医)中舌
(Yの裏庭)
Yの裏庭のキノコ第2弾である。
テングノメシガイであることはすぐに
判ったが、
やっかいなキノコである。Field Books「きのこ」(山渓)に
よれば
肉眼で判別(肉眼で、とは云っても子実体が小さいのでルー
ペぐらいは必要かも)
できるのは剛毛と呼ばれる毛を持つもの2種、
その毛を持たないもの2種に分類されている。
前者は「テングノメシガイ」「ナナフシテングノメシガイ」であり後者は
「ジュズテングノメシガイ」であ
る。
その後は子嚢胞子の隔壁の数を顕微鏡で確かめないと判別できない。
隔壁が15であればテングノメシガイかテングノハナヤスリ。隔壁が7であればナナフシかジュズと
云う
ことになる。
これはどう見ても剛毛は無さそうである。なかなか思うように撮れず、結局、
3日続けてY
の家に通った。真っ黒とか真っ白の
被写体は難しい。
(子嚢胞子)
隔壁は7つ。ジュズテングノメシガイに決定!!。
(撮影データ:2005/11/2 ビクセンFM-600 ×400 E950 Mr.F)
(テングノメシガイorナナフシ?)
初めて見たテングノメシガイ。後はニセアブラシメジ。
拡大するとハッキリと剛毛があるのが判る。
(撮影データ:2001/10/2 E950 Mr.F)