月(望)   
月齢14.61
2005/8/19 日高町鶴岡 26:53 Nikon6.5cm屈折F12(直焦点撮影) Olympus E-1 Mr.M

「望」とは満月のこと。月齢でいうと「14.61」となる。地球軌道面の上(下)からみて、太陽−地球
−月が一直線に並ぶときを「満月」という。 (あたりまえ?)「ひと月」には5つの種類がある。
これはあまり知られていない。「朔望月」「恒星月」「交点月」「分点月」「近点月」だ。
難しいことは各自で調査してもらうことにして、通常の満月は幾何学的な位置関係でいう。
観念的には、満月には欠け際がないはずなのだが、写真の月には下部(月の北側)に影が見える。
これは、「満月」というときは経度(黄経)のみでいうのだが、月は緯度的にぶれるため、通常の満
月には 大抵影が見えるものだ。
緯度、経度とも完璧な「満月」は、ご存知のとおり「月食」となる。それも、皆既月食である。
太陽からの直線の光線による地球の影が、一直線先の月を隠してしまうからだ。

(変人的満月)
秋から冬の満月は夜空の透明度がいいため、青く澄んだ光線となる。
変人は常識人が寝静まったころに、月の光を浴びるため散歩(?)にでる。
透明な夜空にまばゆいほどに光を放つ、まんまるい月。「わおっ」と思わず叫んでしまう。
ふと気がつくと、密かに出かけたはずなのに、自分の後ろにはちゃんと影がついてきている。
一人だけの世界のはずなのに、なんとなく愉快で、ステップでも踏みたいような気分になる。
そう、統計的にも、満月の前後は犯罪が増えるそうだ。
皆さんも、この写真を見て毛深くなってきたら要注意ですぞ!!
                  Mr.M