h-χ (ペルセウス座二重星団)   
(2006.08.23)
兵庫県 日高町 里の会星文化研究所 2005/3/19 25:22 露出2分   口径18cm反射望遠鏡(500mm F/2.8)+S3Pro 自動追尾撮影                  Mr.M

「W」の形で有名なカシオペア座のすぐ東にある、散開星団。
明るくて面積もあるので、眼のいい人なら肉眼でも見ることが出来る。
紀元前150年のころにはすでに「雲のような天体」として認識されていたといい、移動もしないため
不思議な「星」だったという。

私が中学生のころ、家にあった口径5cmの双眼鏡で、いろんな星雲、星団を片っ端から見ていたが、
この二重星団は秋の天の川の中にあって、視野いっぱいに星が広がり、極めて美しいと思った。
さる詩人に言わせると「ダイアモンドの散弾を打ち込まれた場所」だそうな。
その双眼鏡の視野は、この写真とほぼ同じ広さなので想像していただけると思う。

ちなみに天体番号は、右側の「h(エッチ)」がNGC869、左側の「χ(カイ)」が同884である。
地球からの距離は、7400光年といわれている。
ぜひ一度、望遠鏡で実物をごらんいただきたい。
                    Mr.M