ウスフジフウセンタケ C.alboviolaceus (Pers. : Fr.) Fr.
フウセンタケ科 Cortinariaceae フウセンタケ属 Cortinarius Fr.
兵庫県 日高町 2007/10/18 E950 Mr.F

つい最近までは、ウスムラサキフウセンタケの退色した個体だと思っていた。柄の基部 は青みがあり、
なかには柄や傘に僅かに青色 を残すものもあるからだ。多くは基部が 異様なこん棒状に膨らみ、傘
も柄もシルク感があるが、幼菌時も白けた色をしている。 ウメウスフジフウセンタケも同じ時期、場所
に発生するため紛らわしいが、ウメウスフジは きゃしゃで柄基部が極端なこん棒状にならず、より小
型である。傘径5cm(写真中央)。

「学名一口メモ」
 albidus 白みがかった、やや白い / violaceus スミレ色の  

 (水封状態の胞子)

 胞子紋は茶色。 細かいいぼにおおわれ、ウメウスフジより大きいが
 偏平である。 ドライのほうが表面の様子、形状ともによく判る。                 
  
 (撮影データ:2007/10/19 ビクセンFM-600 ×400 E950 Mr.F)