シロハツモドキ R.japonica  Hongo
ベニタケ科 Russulaceae ベニタケ属 Russula (Pers.:Fr.)S.F.Gray
兵庫県 日高町 2006/7/21  E950 Mr.F

マイフィールドでは毎年、決まった場所に出る。今年は特に沢山発生した。
図鑑によると「人によって多少中毒するから要注意!!」
とあり、たとえ中毒しても大したことなかろうと思った「濁酒さん」のシロハツモドキの中毒例の一文を
紹介しましょう。 大変、興味深い記述です。

「午後0時50分、歯ごたえにぼそぼそ感はあるが、味はよく、香りもほのかにキノコ臭がよい。
及第点をつけることができると判断。  
2時30分、コウノピアで、M嬢とロシア人の受け入れについて話をしていたら、突然不快感 を感じる。
瞬間きのこ中毒のことが頭をよぎる。「しまった、、やられたかも、、、」
平静を装いながら会話を続けるが、頭が混乱する。図鑑を見る限り、 どう転んでも大したことはない
はずだと冷静に考える。
田んぼビオトープを20分ほど見た後だったので、もしかしたらこの猛暑のため、熱射病かもしれない
とも思う。
3時、郷公園のゼミに出席。不快感のためトイレに行くと、吐きたくなる。 そこで嘔吐。
すでに昼食は消化されていて、ほとんど何も出ない。吐いて不快感はかなり薄らぐが、ゼミ出席中
は少し頭がくらくらする。
これは中ってしまったということで精神的なものかもしれない。....云々...。」

旧コンテンツ書庫>「但馬のきのこ」より抜粋。

ということで、シロハツモドキも大変恐ろしいのです。

「学名一口メモ」
 russus 赤い、(髪の毛が)焦茶色の /