ヒラフスベ L. versisporus (Lloyd) Imaz.
タコウキン(多孔菌)科 Polyporaceae アイカワタケ属 Laetiporus
兵庫県 日高町 2012/10/14 E5000 Mr.F

以前は「アイカワタケ」とこの「ヒラフスベ」は別種とされていたが、最近では同種とされている。
アイカワタケの異形種がヒラフスベと云うことらしい。アイカワタケはサルノコシカケのような形でマスタケ
に似るが、このヒラフスベは一定の形はなく、ただ「こぶ状」でそのまま胞子塊になって崩れていくだけ
である。
最初からアイカワタケになってやろうと云う志が無いのか、途中で「どうでもいいやぁー」と止めてしまう
のか...?。何とも、いい加減な茸である。
2週間後
には全体に褐色を帯び、下方部分(右端部分)のヤツは木皮と共に脱落していた。

「学名一口メモ」
laetitia 1.喜び、興、歓楽 2.優美 / porus 1.導管 2.気孔 3.《医》孔 《地質》石灰華 / 
versipellis 1.変形(変身)する 2.狡猾な、奸知にたけた

 (2010年)

 10月4日には小振りなヤツを同じ枯れ木の幹に初めて見ている。
 一週間後の10月11日には褐色を帯びながらも、やや白っぽくなった。
 11月27日、ほとんどが胞子塊となり崩れていた。                

 (撮影データ:2010年 E950 Mr.F)