−トンボ天国−
ネジバナにとまるハッチョウトンボ
ジトジト、ムシムシ、人間にとって大変不快なシーズンがやって来ましたが、虫たちにとっては
束の間の天国です。今年は、東湿地(仮称)の草刈りの時期が悪かったのか、ハッチョウトンボ
が少なく、ようやくネジバナが咲くようになって、縄張り争いがみられるまでに増えてきた。
ハッチョウトンボと云う和名は名古屋の矢田八丁目(現在 千種区)に由来するとか...、そう言わ
れれば名古屋市のマークは丸の中に八であるし、名古屋名物味噌カツ(大変油濃い)に使うのも
八丁味噌である。何かと八に縁のあるお国柄である。ともあれ昨年並みに数がみられようになり
一安心である。
成虫こそ余り見られないが、この一週間の間でオニヤンマの羽化がもの凄い。溝の近くの桜の木 には20余りの抜け殻がある。 山の中腹ではサナエトンボやムカシヤンマがよく目に付く、迫力のあるのはコオニヤンマで、 獲物が目に入ると、垂直に「ブゥーン」と飛び上がり、捕獲する。サナエトンボの中でも最大級。 近くで飛び上がる音を聞くと、戦闘機さながらである。 斯くして小さい虫は、トンボの餌食となり、それを見ている我が輩は、ブヨや蚊の餌食と相成る のである。この季節だけ、トンボになってもイイかも.....。 .......Mr.F |
撮影データ 全て 日高町 2004/6/30 E950 Mr.F